英語辞書「和英辞典」

和英辞典には、日本語を英語で理解しようとする辞典と、日本語を英語で表現することを目指した二つの視点・考え方があります。日本で初めて出版された和英辞典は、米国人の編集のもと1867年に出版された「和英語林集成」というものです。編集した米国人の名はヘボンです。この「和英語林集成」という辞典を印刷する際に、日本国内での印刷を試みているが、当時の技術では難しいため上海まで原稿を持ち込み印刷したのです。その時の内容は、和英20,722語英和10,030語を収録していました。見出しはローマ字をもちいて、アルファベット順でした。カタカナと漢字で表記し、英語による説明をつけて、同意語と文例を付けていました。米国人から見た日本語を英語で理解する英語の辞書と言えるのです。もともと英語の辞書として作ったのは、聖書の翻訳を目的としていたようです。しかし、当初の狙いであった聖書の翻訳のみならず広く一般に受け入れられた結果世界に日本を知らしめる材料となった辞書です。

英語辞書「英和辞典」

英和辞典は、和英辞典で通常表記されていない発音の表記をしている英語の辞書です。英語ではイギリスで使われている発音とアメリカで使われている発音があります。そのどちらのものも、併記している場合があります。英語の発音表記は、国際音声記号によって示されています。辞書により違いはありますが、一般的な英和辞典では、英語の発音・品詞・日本語の意味、また英語の用例を記述しているのがこの辞書の特徴です。簡易辞書のタイプでは、英和と和英が一体となっているものもあります。英和辞典の歴史を紐解くと、時代は和英よりも古く1760年頃といわれています。当時の日本は、英語よりも蘭学が進んでいたために、英蘭の辞書を経由して日本語に移し替えるということが英和辞典の始まりとなりました。この英語の辞書が、英和辞典の原型となったのです。1810年頃は、蘭和の辞書で和訳を加えていた英語の辞書は1813年に完成を迎えました。この日本での初めての英和辞典は「暗厄利亜(あんげりあ)語林大成」とつけられました。現在の一万円の肖像に使われている、福沢諭吉も使用していたということで有名です。

英語辞書「英英辞典」

英英辞典は、まさしく英語の辞書であるがあまり聞きなれない、または使用したことがない方が多いと思います。それも当然で、英語の単語を英語で説明している辞書なので当然英語の理解力のある人でなければ使えない辞書です。いわいる英語の国語辞典になるわけです。ただしこの英語の辞書は、英語を母国語として使っている人用のものと、英語を母国語としていない人用の2つのタイプがあるのです。内容的には英語の単語やその言葉の使い方に関して、かなり詳しく説明されていることが一般的な英英辞典です。出版元には、世界的にも有名でイギリスでも11世紀ころに設置をされた最古の大学。英語圏では長い歴史のある、オックスフォード大学を筆頭に、ロングマン・ウェブスター・コリンズなどがあります。

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